パピーが消えた!? 【ブルドッグパピーライフDAY5】

2018年1月20日

ティピーテントがおうちです

(ブルドッグ出産記録)

出産から5日目。

ブルドッグは産まれから最初の1週間が勝負と言われています。

出産後、奇形があったり、内臓障害があったり、低血糖や低体温など様々なトラブルがあっても、2~3日は母犬からもらったエネルギーで持ちこたえられるそうです。

問題は4日目以降。

ここからは仔犬が本来持つ生命力・生きる力が試されます。

J&Kさんからも「仔犬はわりと生命力はあるけど、急変したらあっという間に逝きますから」と言われていました。

うちのパピーは、生まれてから4日目までは十分な栄養を与えることができず、さらには下痢も重なり、体重がどんどん減っている状態です。

当然、体力も落ちているでしょう。

免疫力も低いに違いありません。

今の状況はとても楽観視できる状況ではありません。

「すくすく元気に育ってちょうだい」という前向きな気持ちはまったくなく、

「とにかく、今日一日なんとか生きのびてほしい」
「明日の朝まで死なせないようにしなければ」

という必死な気持ちしかありません。

ストレスはスーパーMAXです。

ただし、私たちの心境に反して、うちのパピーは意外と元気がいい(ように見える)のですが、初めての犬の出産なので、比較のしようがありません。

はたして、うちのパピーの動きは標準的なのか、それとも他の仔犬はもっと動きまわるのか、犬を出産させた経験がないのでまったく手がかりがありません。

うちのパピーは元気なのか?
それとも衰弱しているのか?

さっぱり、わからない。

まさに五里霧中。

そんな中、

パピーが巣箱から消えるという事件が発生!!

この時期、母乳の時間以外は、てんとパピーは離しておくようにしていました。

基本的にパピーの住まいは、リビングに置いた電気カーペットを敷いたダンボールの中です。

てんはリビングを自由に移動できるようにしているので、リビングに置いてあるダンボールも覗くことができるのですが、今日まではまったく近づこうともしませんでした。

ところが今朝、定時の授乳のときです。

ダンボールの覗くと、パピーの姿がありません。

えっ! 
ええっ!!

ダンボールから脱走・・・?

フローリングの床で寝ていたら低体温になってしまう!

やばい!

とにかく、部屋の隅やテーブルの下を探します。

見つからない・・・。

・・・どこ??・・・

・・・

・・・

まさか! と思い、てんの寝床であるティピーテントの中を覗いてみます。

・・・
・・・

あっ、発見!!

・・・

うわあっ! 
てんが、パピーを抱っこして、寝ている!

(てんは、パピーを抱っこしたかったのに、今までずっとがまんしていたんだ・・・)

パピーのダンボールは、夜はバスタオルでカバーをしていたので、私たちが寝ている間にタオルを取り払って、自分のところへくわえてきたのでしょう。

ちょくちょく見に行ってはいました

てんの母性がリミッターを超えてしまったのか?

もしくは、私たち人間のパッピーの世話ぶりがあまりにヘッポコなので、もうこいつらには任せておけないと思ったのか?

(意外と後者のような気も・・・)

でも、考えれてみると、母親と赤ちゃんが一緒にいるのが本来の姿。

てんも今日まで相当、自我を抑えていたに違いありません。

私たちは、

「ブルドッグは愚鈍なので、仔犬と一緒にしていると、ふとした隙にゴロンと転がって仔犬を圧死させてしまう」

ということを意識しすぎていて、動物の親子の本来のあり方を無視していたのでした。

母親が自分の赤ちゃんを想うのは当然のこと。

こんな当たり前のことを、完全にないがしろにしていた自分たちは、ただただ反省するしかありません。

よし! これからは自然な親子関係に戻してあげよう。

(と、こんな考えが後々、後悔を生むことになるのですが・・・)